「プログラミング学習を始めたいけど、どの職業を目指せばいいの?」という疑問にお答えします。
プログラミングスキルを活かせる職種はたくさんありますが、未経験者にとっては何を目指せばいいのやら、本当に自分でも目指せるのか、いまいちピンとこないですよね。
その原因として、プログラミングは言語から知識までたくさんの種類があり対応する職種も様々です。未経験者からすると、すでに情報量が多すぎて追いつかないのに、日々もの凄いスピードで進化していて次から次へと新しい技術や言葉が生まれてくるのでもう訳がわかりません。
でも安心してください。
たしかに情報量は半端ないくらい多いIT業界ですが、一つずつ紐解いていけば基本は単純だったりします。
この記事では、プログラミングスキルを活かせる分野と職業を紹介しつつ、未経験者がどの職業を目指せば良いのか、本当に自分でも目指せるのか、というポイントについて解説していきます。
プログラミング学習して目指せる職業の未経験者おすすめ度
まずは職業ごとの未経験おすすめ度と必要なスキルについて、概要をまとめてお伝えします。その後、それぞれの職業について詳しく解説します。
職業ごとの未経験者おすすめ度と必要なスキルまとめ
- フロントエンド開発者:
- バックエンド開発者:
- フルスタック開発者:
- プログラマー(PG):
- システムエンジニア(SE):
- データアナリスト:
- データサイエンティスト:
- 機械学習エンジニア:
- iOSアプリ開発者:
- Androidアプリ開発者:
プログラミング学習して目指せるIT分野
ウェブ開発
ウェブ開発は、インターネット上で情報やサービスを提供するウェブサイトやアプリケーションを作成する分野です。
Web開発の分野は初心者にとって挑戦しやすく、さまざまなキャリアパスを目指せます。主に3つの職種があり、それぞれ異なる必要スキルやキャリアパスがあります。
- フロントエンド開発者
- バックエンド開発者
- フルスタック開発者
ソフトウェア開発
ソフトウェア開発は、特定のタスクを実行するためのプログラムやシステムを設計、構築、テスト、メンテナンスする分野です。
ソフトウェア開発の分野は技術的な深さと幅広い応用が求められますが、初心者がキャリアを形成するための多くの道が開かれています。
- プログラマー(PG)
- システムエンジニア(SE)
モバイルアプリ開発
モバイルアプリ開発は、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けのアプリケーションを作成します。
この分野はiOSとAndroidの二つの主要なプラットフォームに分かれ、それぞれ独自の開発環境と言語があります。
- iOSアプリ開発者
- Androidアプリ開発者
データサイエンスと機械学習
データサイエンスと機械学習は、主に情報分析や予測を行う技術分野です。
データサイエンスは、ビッグデータの時代において非常に重要な分野で、膨大な量のデータから価値ある情報を引き出し、分析することに重点を置いています。
機械学習は、データを基にしてコンピュータが自ら学習し、予測や意思決定を行う技術です。
- データアナリスト
- データサイエンティスト
- 機械学習エンジニア
プログラミング学習して目指せる職業を詳しく解説
フロントエンド開発者
フロントエンド開発者は、未経験からとても目指しやすい職業です。
フロントエンド開発者が未経験から目指しやすいのは、フロントエンド開発が基本的なウェブ技術から始まり、初心者でも学びやすいプログラミング言語を使用するためです。
主に、HTMLでウェブページの基本的な構造を作り、CSSを使って視覚的なスタイルを加え、JavaScriptで動的な要素を実装します。これらの技術は、ウェブ開発の基礎となるもので、比較的簡単に学べます。
例えば、インターネット上には、HTMLやCSS、JavaScriptの基本を教える無料のチュートリアルや学習プラットフォームがたくさんあります。
そのため、初心者でも自宅で手軽に学習を始めることが可能です。また、簡単な個人のウェブサイトやブログの開発から始めることで、実際のプロジェクト経験を積み、徐々にスキルを向上させることもできます。
フロントエンド開発者としてのキャリアは、フリーランスとして独立し、小規模プロジェクトを手掛けることから始めることもできます。
経験を積むことで大企業やスタートアップへの扉も開かれます。最新のトレンドとしては、レスポンシブデザインやユーザーエクスペリエンスの向上が求められる傾向にあります。
フロントエンド開発は未経験者が目指せる職業であり、基本から学びながら徐々に専門性を高め、将来的にも様々なキャリアパスを目指すことが可能です。
バックエンド開発者
バックエンド開発者は未経験からでも目指せる職業ですが、フリーランスとして働くためには実務経験が欠かせません。就職・転職を考えている人にはとても良い選択肢となります。
バックエンド開発者は未経験からでも目指せる職業ですが、充実したキャリアを築くためには、実務経験が欠かせません。
バックエンド開発は、ウェブアプリケーションの「裏側の動く部分」を構築するため、Python、Ruby、Javaといったサーバーサイド言語の知識が必要です。
サーバーサイドの技術は基本から学び始めることができ、オンライン教材やメンターを通じて初心者でも段階的に習得することが可能です。キャリアアップを目指す場合、実際のプロジェクト経験を通して、データベース管理、API開発、セキュリティ対策などの実践的なスキルを磨く必要があります。
例えば、最初にオンラインで基本的なプログラミング技術を学び、その後に実務経験無しでもOKな企業への就職・転職を目指すことができます。
いきなりフリーランスとして小規模プロジェクトから始めることも不可能ではないですが、基本的には厳しいと考えてください。フリーランスとして働くためには、バックエンド開発の専門性を深め、より大きなプロジェクトに取り組むためには、企業での実務経験が求められます。
未経験からバックエンド開発者を目指す場合、初めは企業での就職や転職を通じて実務経験を積むことが、長期的なキャリア形成にとても有効です。
フルスタック開発者
フルスタック開発者は、未経験者から目指すのはとても厳しいです。
フルスタック開発者を目指すのは、未経験者にとってはかなり厳しいのが現実です。
フルスタック開発者は、ウェブサイトやアプリケーションのフロントエンド(ユーザーに見える部分)とバックエンド(裏側の動く部分)の両方を理解し、実装する必要があります。
単に技術的なスキルを習得するだけでなく、ウェブ開発の全体像を把握し、企画から実装、さらには運用までを一貫して担当することが必要です。そのため、多角的な技術力と幅広い知識が求められ、これらを身につけるには膨大な時間と継続的な学習が欠かせません。
一般的に、初心者はまずフロントエンドの基礎(HTML、CSS、JavaScript)を学び、その後バックエンドの技術(Python、Ruby、Java、データベース技術など)に進みます。その後、ReactやNode.jsなどのフレームワークやツールのスキルを習得します。
中規模から大規模なプロジェクトで重宝されるフルスタック開発者になるには、これらの技術をすべて習得し、経験を積む必要があります。フリーランスとして独立するにしても、プロジェクト全体の設計から実装までを一貫して提供できる能力が求められます。
未経験からフルスタック開発者を目指すのは、技術的な幅広さと高い専門性が要求されるため、簡単な道ではありません。しかし、時間をかけて学び、経験を積むことで、様々な開発プロジェクトに対応できる能力を身につけることが可能です。
プログラマー(PG)
プログラマー(PG)は未経験からでも目指せる職業です。高卒の僕でも未経験からプログラマーになれました!
プログラマー(PG)は未経験からでも目指せる職業です。
プログラマー(PG)は、ソフトウェアやアプリケーションの開発において「プログラムコードを書く」「つくったプログラムを動かしてテストする」という部分を担当するため、プログラミング言語のスキルが必要で、C++、Java、Python、C#、PHPなどが代表的です。
初心者がプログラマーとしてキャリアをスタートする際、プログラミングの基礎から学ぶことができ、インターネット上には初心者向けの教材やコースがたくさんあります。このため、場所を選ばず、自分のペースで学習を進めることが可能です。
最初は、プログラミング言語の基本的な文法を学び、簡単なアプリケーションを作成すると良いでしょう。
その後、フリーランスとして個人プロジェクトや小規模な仕事を通じて実践的な経験を積むこともできますし、実務経験を問わない企業への就職・転職も十分可能です。
プログラミングの基礎から始めて徐々にスキルを積み上げることにより、未経験者でもプログラマー(PG)としてのキャリアを実現することができます。
システムエンジニア(SE)
システムエンジニア(SE)は未経験から目指すのは厳しい職業です。
システムエンジニア(SE)はプログラマー(PG)の経験を積んだ先にある、上流工程を担当する職業であるため、未経験から目指すのは厳しいのが現実です。
ソフトウェア開発において、プログラマー(PG)は通常、コードの作成や動作テストといった下流工程を担います。これに対し、システムエンジニア(SE)は、システム全体の設計やビジネス要件の分析などの上流工程を担当し、より幅広い視点からプロジェクトに関わります。
システムエンジニア(SE)は、プログラミングスキルだけでなく、プロジェクト管理や顧客ニーズの理解など、より高度な知識と経験を必要とします。通常、プログラマー(PG)として経験を積んだ後にシステムエンジニア(SE)にキャリアアップするのが自然な流れです。
例えば、あるプログラマーが数年間、様々なソフトウェア開発プロジェクトでコーディングの経験を積んだ後、システムの全体設計や要件分析といった上流工程の仕事を任せられるようになります。
僕もプログラマー(PG)で数年経験を積んでシステムエンジニア(SE)になりました。
システムエンジニア(SE)は、プログラマー(PG)が技術的なスキルと実務経験を積んだ後に目指すことができる、より高度な職業といえます。
iOSアプリ開発者
iOSアプリ開発者は未経験からでも目指せる職業です。
未経験者でもiOSアプリ開発者になることは可能です。
iOSアプリ開発者はAppleのiOSオペレーティングシステム用のアプリケーションを設計、開発します。
iOSアプリの開発には、SwiftやObjective-Cといった言語の知識が必要ですが、これらは初心者にも学びやすい言語です。また、Appleの開発ツールであるXcodeの使い方を学ぶことが重要ですが、これもオンラインのリソースやチュートリアルを通じて基礎から学ぶことが可能です。
初心者は、オンラインコースやチュートリアルを利用してSwiftの基本を学び、徐々にXcodeの使い方や実際のアプリ開発のスキルを習得します。
iOSアプリ開発は未経験者にも学びやすく、基礎から始めて徐々に専門技術を身につけることが可能な職業です。
Androidアプリ開発者
Androidアプリ開発者は未経験からでも目指せる職業です。
未経験者でもAndroidアプリ開発者になることは可能です。
Androidアプリ開発者は、GoogleのAndroidオペレーティングシステム用のアプリケーションを開発し、KotlinやJavaを主に使用します。
Android開発の学習は、JavaやKotlinの基本から始め、Android Studioという開発環境に慣れることから始めます。これらの言語とツールは、オンラインの無料リソースやチュートリアルを通じて学ぶことができます。
初心者は、基本的なプログラミング言語を学び、Android Studioで簡単なアプリを作ることから始めることができます。徐々に複雑なアプリケーションを手がけることで、実務的なスキルを積み上げることが可能です。
Androidアプリ開発は、基礎から学んで段階的に経験を積むことにより、未経験者にもアクセス可能な職業分野です。
データアナリスト
データアナリストは未経験からでも目指せる職業です。
未経験からでもデータアナリストとしてのキャリアを開始することは可能です。
データアナリストは、データの収集、処理、分析を通じてビジネス上の洞察を提供する役割を担当します。
データアナリストは特定の専門知識を必要としますが、多くの場合、基本的な統計学とデータ分析のスキルから始めることができ、オンラインコースや教材を通じて学ぶことが可能です。
初心者は、まずはExcelやSQLのような基本的なデータ分析ツールを学び、実際のデータセットを使用して簡単な分析を行います。その後、より複雑な分析手法やツールへとステップアップし、徐々に専門性を高めていきます。
未経験者でも基本的なデータ分析スキルを学び、経験を積むことで、データアナリストを目指すことが可能です。
データサイエンティスト
データサイエンティストは未経験から目指すのは厳しい職業です。
未経験からでもデータサイエンティストになることは不可能ではないですが、専門的な学習と経験の積み重ねが必要となるので現実的には厳しいです。
データサイエンティストを目指す場合、理数系の大学教育やデータアナリストとしての実務経験が役立ちます。また、関連資格の取得や専門的な育成講座を受講することで必要な知識とスキルの習得が可能です。
数学や統計学の基礎を持つ理数系の卒業生は、データサイエンスの基本的な概念を理解しやすく、データアナリストとしての経験を経てデータサイエンティストに進むことが一般的です。また、資格取得や育成講座は、データサイエンスの専門知識を短期間で身につけるのに有効です。
未経験者がデータサイエンティストになるためには、適切な教育と実務経験、さらには積極的な自己学習が必要となります。
機械学習エンジニア
機械学習エンジニアは未経験から目指すのは厳しい職業です。
未経験から機械学習エンジニアになることは不可能ではありませんが、一定のハードルがあるため現実的には厳しいです。
機械学習エンジニアは、コンピュータが自ら学習する仕組みを作ることが主な業務であり、アルゴリズムの開発と実装、データ収集と整形、動作環境の整備や保守・運用など幅広い業務を含みます。
機械学習エンジニアに必要なスキルは、プログラミング言語(主にPythonやR)の習得、データベースに関する知識、そして統計学や数学に関する深い理解です。
未経験からこの分野に進むには、システム開発の経験を積むことが重要で、特に上流工程(要件定義や設計など)の経験があると有利です。また、PythonやR言語を集中的に学び、機械学習ライブラリやフレームワークの使用方法に慣れることが求められます。
未経験者が機械学習エンジニアを目指す場合、プログラミングやデータサイエンスの基本から始め、徐々に専門的な知識と経験を積むことが必要です
まとめ
この記事では未経験からでも目指せる職業を解説してきました。少しでもお役に立てれば幸いです。
プログラミングの世界は広く、初めは情報量に圧倒されるかもしれませんが、焦らず基本から一歩ずつ進むことが大切です。
フロントエンド開発者、バックエンド開発者、フルスタック開発者、データアナリスト、データサイエンティスト、機械学習エンジニア、モバイルアプリ開発者といった職種は、それぞれ異なるスキルが必要ですが、基本的なプログラミングの知識から始めるという点では同じです。
徐々に専門性を深めることで、これらの分野へ進む道が開けます。プログラミング学習は、自分の興味やキャリア目標に合わせて進めていくことが重要です。
自信を持って、自分に合ったプログラミングの道を歩んでいきましょう。
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