ざっくりIT業界にはどんな職種があるの?

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「IT業界って職種がいっぱいあってよくわからない・・・」

こう感じているひとはたくさんいると思います。実際、僕も最初はそうでした。ネットで調べてみても専門用語をつかった説明が多くて、いまいちイメージできずに「なんかよくわからんけど・・・とりあえず凄いことやってそう」くらいに思ってました。

今回は、じゃあ実際どんな職種があってどんな仕事をしているのか?をテーマにお伝えしていきます。

この記事を読めば、あなたは「IT業界で働くひとにはどんなひとたちがいて、どんな仕事をしているのか」がイメージできるようになります。

なおこの記事では、未経験から始めてIT業界のプロとなった筆者の体験をもとに、知識ゼロでもスムーズに理解できるよう優しく丁寧に、そしてなにより分かりやすくお伝えしていきます。筆者のプロフィール

もしあなたがIT業界にすこしでも興味を持っていたり、転職や就職を考えているなら、この記事を読んで、どういう職種を目指せばいいのかあなたの今後の方向性を決めるのに是非役立ててください。

どんな職種があるの?

転職サイトや就職支援サイトなんかだと、とにかく職種名をずらーっと並び立ててそれぞれの職種の説明を書いているのですが、これだと非常にわかりずらいです。職種なんて細かく分けると20種類ほどあって覚えるだけで大変だし、というか無理だし^^;いきなり「エンベデッドエンジニア」とか「ブリッジシステムエンジニア」なんて言われても、まったくピンとこないわけです。入り口からいきなり聞きなれない単語が飛んでくると結構しんどいですよね。頑張って恐る恐る説明文を見てみると専門用語がたくさん出てくる。こうなるともう頭が混乱しちゃって「IT業界って難しくて自分には無理そうだ・・・」となるわけです。

でも安心してください。

この記事では、あたなが知識ゼロだったとしても理解できるように、他のサイトとは違った切り口でお伝えしていきます。いきなり職種を並べ立てたりしません。ましてや20種類もずらずらと並べたりしません。実際、代表的な職種に絞ると4~5種類程度ですしね。実は、IT業界の仕事って大きく分けるとたった4つなんです。

仕事は大きく分けるとたった4つ

つまり「どんな仕事をしているひとたちがいるのか」と考えたときに、大きく分けるとたった4つのひとたちにカテゴリ分けできるということです。

それでは、①どんなひとたちが②どんな仕事をしていて③それって職種でいうとこれだよ、という3つのステップをつかった切り口で説明します。

なぜ3つのステップかというと、よくある転職サイトや就職支援サイトなんかだと②と③の説明だけで、しかも説明の順番も逆なので先ほどお伝えしたとおり結局よく分からないんですよね・・・。

実際、転職や就職を考えるときって、「どの職種になりたいか?」より「どんな仕事がしたいか?」で考えるべきだと個人的には思うわけです。あくまで職種は手段であって目的ではない、ということです。そうなると、転職サイトや就職支援サイトのように「職種を並べてその説明を羅列する」という書き方だとどうしても職種から入っちゃうのでダメですね。はっきりいって書くひとにとってはすごく楽な書き方なんだけど、読むひとにとってはぜんぜん優しくないですよね。

なので、IT業界歴10年以上の筆者が「ゴチャゴチャと色んな職種があるけど、結局やってることってこういうことだろ?」という観点で分かりやすくまとめた結果として3つのステップになりました。

では説明していきます。

先ほど、4つのひとたちにカテゴリ分けできると言いましたがこれがその4つです。

  • システムをつくるひと
  • システムを動かすための環境をつくるひと
  • 業務改善の方法を提案するひと
  • システムのアフターサポートをするひと

それぞれについてさらに詳しく説明します。

  1. システムをつくるひと

    通常、1つのシステムをつくるために複数人でプロジェクトチームを結成します。プロジェクトチームの各メンバーにはそれぞれ役割があります。

    役割① システムの設計書をつくる
    「このシステムにはこんなレイアウトの画面がある」とか「このボタンを押せばこの画面が表示される」というような、そのシステムが一体どんなシステムでどう動けばよいのかが書かれた設計書をつくります。また、そもそもどんなシステムをつくればよいのかお客さんの要望をヒアリングします。

    経験に応じて設計書をつくるだけのひともいれば、お客さんの要望をヒアリングするまですべてこなすひともいます。

    職種

    ・システムエンジニア(SE)


    役割② システムをつくる
    とにかくシステムをつくります。そして、つくったシステムが設計書に書かれたとおりに正しく動くかどうかをテストします。正しく動かなければつくりなおしてまたテストします。基本的にはこれの繰り返しです。

    また、システムをつくるだけのひと、システムの画面デザインだけをつくるひと、テストするだけのひと、といった専門チームをつくってさらにこまかく役割分担する場合もあります。

    職種

    ・プログラマー(PG)

    役割③ プロジェクトを管理する
    プロジェクトの全体(スケジュール、予算、品質、納期)を管理します。なにかプロジェクトで問題が発生した場合、すぐさま対策をうってプロジェクトがスムーズに進行するように対応します。

    とにかく関係者すべてにたいして調整を行います。お客さんにたいして予算や納期の調整をしたり、自分の会社や委託先の会社にプロジェクトメンバーの調整を行ったり、プロジェクトメンバーやお客さんに対してスケジュールの調整をしたり、プロジェクトが問題なく進行するための調整に全力を注ぎます。

    職種

    ・プロジェクトマネージャー(PM)

  2. システムを動かすための環境をつくるひと

    システムを動かすためにはそれ相応の環境を準備する必要があります。そのために必要な機器を調達したり、それぞれの機器をうまく組み合わせるためいろいろと設定を変更したり、ファイアウォールなどのセキュリティ対策を行います。

    こういったシステムを動かすための土台となる環境をつくる作業のことを「インフラ構築」と言います。インフラ構築するひとは大きく2つに分かれます、①サーバーを構築するひと②ネットワークを構築するひとです。またはその両方を行うひともいます。

    職種

    ・インフラエンジニア

  3. 業務改善の方法を提案するひと

    ひとことで言うとコンサルですね。お客さんの業務をヒアリングして問題点を洗い出し、問題解決するための方法を提案します。今回はIT業界の職種がテーマなので、基本的にはシステムを使う方法での問題解決を提案します。

    「うちの製品を使えばもっと業務が簡略化できますよ」といった具合に自社製品を売り込む場合もあれば、「こんなシステムをつくれば業務が自動化できますよ」というように、その業務を改善するため新たにシステムをつくる提案を行う場合もあります。

    職種

    ・ITコンサルタント

  4. システムのアフターサポートをするひと

    実際にシステムが本番稼動したあとのアフターサポートを行います。システムがうまく動かないときの問い合わせ対応だとか、システムに障害が発生したときの対応などを行います。

    先に紹介したプログラマーやインフラエンジニアが開発を終えた流れでそのままアフターサポートを行う場合もあれば、別のひとがアフターサポートを担当する場合もあります。

    ヘルプデスクを設けてシステムの操作方法など簡単な質問にはここで回答しておいて、それ以外の質問やシステム障害にはプログラマーやインフラエンジニアが調査・対応する、などの体制をとったりします。

    職種

    ・ヘルプデスク
    ・プログラマー
    ・インフラエンジニア

まとめ

いかがでしたでしょうか。IT業界にはどんな職種があってどんなことをしているのか少しずつイメージできたのではないでしょうか。

あなたがもしこれからIT業界への転職や就職を考えているのなら、この記事が少しでもあなたの役に立つと幸いです。


このブログでは、IT業界のあれこれについて、知識ゼロの方や経験はあるけどまだよく分からないといった方にも理解していただき、確実にスキルアップしていただく、を目的としています。

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