このまま続ける?我慢する働き方・・・未経験から転職できる給料が高い年収ランキング上位の職業とは?

給料・年収

給料の高い職業といえば何?と聞かれたら、あなたはどんな職業を思い浮かべますか?少しだけ想像してみてください。

・・・おそらく、医者やパイロットや弁護士などの高度な専門職を思い浮かべたかもしれません。もしかすると社長や起業家などの経営者を思い浮かべたかもしれません。

私の場合、医者や社長が思い浮かびます。社長といっても街の小さな会社からグローバルな大企業までピンキリなので、実際にはすべての社長が高収入とは限りませんが、、、

 

こんにちは、稲田カチです。

今回の記事ではタイトルの通り、「未経験から転職できる給料が高い年収ランキング上位の職業とは?」を明らかにしていきます。

給料が高い高度専門職への転職について考えてみる

医者やパイロットや弁護士は、おそらく誰もが知る給料の高い職業の代名詞と言えます。実際、厚生労働省が公表している職業別年収の統計調査でも毎回上位にランクしている職業です。

ところが困ったことに、ほとんどの人にとって、医者やパイロットや弁護士など、誰もが給料が高いと分かっているにも関わらず、実際に転職することはとてもとても難しいことです。

とてもとても難しいことに挑戦することは、素晴らしいことではありますが、例えば、医者になるには医学部を卒業しないといけないわけで、私立大学だと学費が2000万円〜4700万円ほどかかるそうです。そもそも医学部に入学することが難しいですし、家庭の経済状況次第では、学費を払うことができず、断念せざるを得ない可能性も十分に考えられます。つまり、ほとんどの人にとって現実的ではない、ということです。なんとなく分かりますよね?

つまり、未経験から給料の高い職業への転職を考えたとき、ほとんどの人は、現実的に可能な範囲で考えることが大事になってきます。今から、現実的に未経験から給料が高い職業に転職する方法を一緒に考えてみましょう。

職業別年収ランキングを解析すると見えてくる現状と理想のギャップ

これは、厚生労働省が公表している令和3年の職種別年収ランキングです。







出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」 ※表は著者が作成

やはり、医者(医師)は1位で年収1589万円、パイロット(航空機操縦士)は3位で年収983万円と上位にランキングされていますね。最下位は145位のビル・建物清掃員で年収266万円、1位と最下位の差はなんと1300万円以上もあります。これも格差なのでしょうか。

どうですか?ここで少し考えてみましょう。あなたはこのランキングを見て、自分の年収が今どれくらいで、理想はどれくらいでしょうか?現状と理想のギャップを考えること、これは超重要なので必ず1度はやってみてください。そして、未経験から何かの専門職に転職すると決めた場合、どれくらいの年収なら現実的に狙えるラインだと思いますか?

参考までに、国税庁が発表している「令和3年分民間給与実態統計調査結果」によると、日本の平均年収は443万円(平均給与・手当377万円/賞与67万円)と書いてありました。

あくまで、男女含めたすべての年代の平均年収なので、20代・30代・40代・50代、と年齢ごとの平均年収はや性別ごとの平均年収はそれぞれ異なりますが、ここでは一旦割愛します。また、平均年収は一部の高収入帯(医者やパイロットなど)にググッと引き上げられている可能性があるため、平均年収ではなく、年収全体の中央値の方がよりリアルな数字となる場合があります。さっそく中央値も確認してみましょう。

日本の年収全体の中央値は、厚生労働省が発表している「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、440万円と書いてありました。平均年収とほぼ同じですね。(これは意外でした。)もしかすると、国税庁の資料と厚生労働省の資料で、なにか基準が違うのかもしれません。ですが、あなたが現実と理想の年収ギャップを考える上での目安を知る、という意味では十分でしょう。

未経験から将来安泰しそうな専門職へ転職した場合、少なくとも日本の平均年収である443万円より高い給料を貰いたいですね。今から、未経験からでも転職できる給料が高い専門職を明らかにしていきます。

未経験から転職できる給料が高い年収ランキング上位の職業とは?

先ほどの職業別年収ランキングを1位から順に見ていきながら、比較的誰でも未経験から転職可能な専門職を探してみると、ランク13位の「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」が最初にヒットしました。1位の「医師(平均年収1589万円)」〜12位の「著述家,記者,編集者(平均年収696万円)」までは、絶対的に無理ではないにしろ、未経験から転職するのは現実的ではありません。

理由として、未経験からスキルを身につけるための環境(独学教材やスクールなど)が、今の日本には十分に整っていない、もしくはスキルを身につけるためにかかる費用が超高額(数百万円〜数千万円)だからです。もし、あなたがまだ学生で、かつ経済的に余裕がある家庭であれば、給料が高い職業ランキング1位〜12位までの職業へ転職することが可能性かもしれません(あなたの努力が絶対条件ですが・・・)。

この記事では、あなたがすでに大学や高校を卒業している場合や、すでに社会人として働いていている場合を想定して書いているため、「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」が最良の転職先と言えます。

これを聞くと、あなたは、未経験から平均年収695万円の専門職に転職できることに疑問を感じたかもしれません。本当に可能なのか?

 

・・・結論から言いますと、可能です。

 

理由は、私自身が、実際に未経験から「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」への転職を果たしているからです。もう少し正確に言いますと、未経験のど素人の状態から、ランク40位の「ソフトウェア作成者(平均年収528万円)」に転職し、その後、「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」へとキャリアアップしました。

もう少し分かりやすく言うと、私の場合、未経験の状態から1ヶ月でプログラマー(通称PG)へ転職し、5年でシステムエンジニア(通称SE)へキャリアアップしました。SEと一口でいっても、システムの設計者からプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーまでピンキリなのですが、私の場合は最終的にプロジェクトマネージャー(通称PM)へとキャリアアップすることができました。

また、社内SE時代には教育担当も兼任していましたので、プロジェクトを進めるかたわらで、中途採用の未経験者を現場で通用するプロのプログラマーへと育成してきました。その数総勢200名以上です。そして、プロジェクトリーダー時代には、私がリーダーを務めるプロジェクトの新人メンバーを1年以内にSE(システムの設計者クラス)へと超成長させてきた実績があります。(その教育ぶりは、超成長した本人をはじめ、周りのメンバーからいつも驚かれていました。)

 

私自身にそうした実績があり、私を含め、未経験からプログラマー>システムエンジニアへと成長する大勢の人たちを、一番近くで見てきています。未経験からでも「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」への転職が可能だと断言できる根拠があるからこそ、今こうしてあなたにお伝えしています。あなたと面識がないとはいえ、情報発信者の端くれとして、それ以前に人として、嘘はつきたくないですからね。

プログラマー業界はブラック?いいえ、ホワイトです。

よく人ごとのように「未経験からでもプログラマー(高収入)への転職は可能です」と謳っているサイトや広告を見かけますが、ほとんどは転職エージェントやプログラミングスクールへ誘導するための煽りです。彼らは、転職エージェントやプログラミングスクールへ誘導することでマージンが発生するから、ありとあらゆる手段を使ってあなたを誘惑してくるのです。

決して、転職エージェントやプログラミングスクールを否定するつもりはありません。むしろ最近では、IT専門の転職エージェントや、就職保障型のプログラミングスクールも増えてきており、私がプログラマーへ転職した時代と比べると、未経験者がプログラマーへ転職するための環境はかなり良くなっていると言えます。とはいえ、安易にネット情報や広告を鵜呑みにしてしまうことはお勧めしません。

 

もし、あなたの周りに、プログラマーやシステムエンジニアとして実際に働いている方がいるなら、相談してみるといいかもしれません。できれば、優秀なプロジェクトリーダー/プロジェクトマネージャーといった上級SEクラスの人に相談してください。

下手に、下流エンジニアと呼ばれるプログラマーや下級SE〜中堅SEの人に相談してしまうと、例えば、「残業だらけで休みも取れないしやめた方がいい」とか、「求められるスキルが高くて仕事についていくのが辛いよ」などといったネガティブな意見が飛び出てくるかもしれません。

 

これは、IT業界というかシステム開発業界の1番悪いとこなのですが、一昔前の転職エージェントやプログラミングスクールやシステム開発会社が、まだ現場で通用するほどのプログラミングスキルが身についていないのに、人が足りないという理由で、OJT(on the job training = 実務に仕事をしながら上司や先輩から仕事内容を指導されるスタイル)と言う名目で、次々と現場にプログラマーの卵を送り込んだことによる弊害だと思っています。

OJTという仕組み自体は正しく実行されれば決して悪くないのですが(実際、私はOJTで何人もの新人をSEクラスに超成長させてきたので)、ほとんどの現場では、雑に仕事を振ってあとはほったらかし、と言うあまりにも酷い状況で、私はそんな現場を今までいくつも見てきました。

その結果、仕事についていけないプログラマーが大量発生し、自分には向いてないと自信を無くしてしまったり、精神的に疲弊してしまい鬱状態になったり、体力的に限外が来て身体を壊してしまったり、という残念な結末を迎えた人も多くいると思います。

 

一部の優秀な人を除いて、ほとんどの場合、その過酷な状況になんとか耐えることができた人が上司や先輩になるわけですから、後輩に丁寧に仕事を教えることができないのです。なぜなら、上司・先輩自身が、新人のときに丁寧に教えてもらっていないわけですから、新人に対して丁寧に教えるという発想がありませんし、教え方も分からないのです。

自分が経験したのと同じように、雑に仕事を振ってあとはほったらかし、ということをしてしまうのです。

 

この悪のループが何年も続いた結果、システム開発業界は、なんとなくブラックな印象が世の中のイメージとしてあるのだと思います。(システム開発業界に身を置く立場として、この悪のループをなんとか改善したいと強く思います)

 

・・・つい熱くなってしまい、前置きが長くなりました。もし、あなたのプログラマー・システムエンジニアへのイメージが悪くなってしまったのなら訂正させてください。プログラマー・システムエンジニアは、ブラックな面がある一方で、実はかなりホワイトな職業であることも事実です。理由は、私が実際にホワイトな状態を実現できているからです。

具体的には、私がリーダーを務めたプロジェクトでは、今まで新人含めて基本的に全員が残業ゼロです。もちろん休日出勤もありませんし、いつでも好きな時に休みを取れる状態を作っていました。(ごく稀に、定時直前にタスク依頼をゴリ押ししてくるクライアントがいます。基本はお断りの調整を行うのですが、ここで恩を売っておくと後々プロジェクトを進める上で有利な立場に立てる、と判断した場合だけ残業で対応することはありました。といっても30分〜1時間程度ですが。)

また、働き方改革の影響かどうか分かりませんが、ここ数年のシステム開発業界を中から見ていると、ブラック企業からグレーやホワイトに変化している会社が多い印象です。

さらに、政府が2030年にIT人材が最大で79万人も不足する、という試算を発表していることからも、これからますますプログラマーが求められるような時代がすぐそこまで来ていると予想されます。

近い将来、優秀なプログラマー・システムエンジニアへの給料アップが見込めるということです。これは、これからプログラマーを目指す人にとっても嬉しいことですね。

つまり、何が言いたいかというと、あなたは、正しい方法で転職し、正しい方法でキャリアアップすれば、残業ゼロで好きな時にいつでも休みが取れて、平均年収695万円(今後はさらに増える見込みが大きい)の状態になれる、ということです。それが未経験からでも可能だということです。

未経験からプログラマーへ転職する最良の方法とは?

未経験からプログラマーへ転職する方法ですが、いくつかのパターンが考えられます。その中で、私がいまの日本の状況を踏まえ最良だと思う方法をお伝えします。

最終的に「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」になるために、考え方として2段階に分けます。第1段階目は”プログラマーへ転職する”という転職までの道のりです。第2段階目は”転職後のキャリアアップ”の道のりです。

第1段階目である”プログラマーへ転職する”の最良の方法は、今の日本の状況など総合的に考えると、就職保障型のプログラミングスクールを利用する。だと考えています。ただし、条件があります。

その条件とは、できるだけ優秀で実績があるプロジェクトリーダー/プロジェクトマネージャーの意見を聞くことです。あなたの周りに相談できる人がいればすぐに相談してください。いくつもあるプログラミングスクールの中から、選ぶべきスクールを判断してもらうのが良いでしょう。

間違っても、自分一人でネットで調べた中から選ぶことだけは避けてください。なぜなら、後悔する可能性が高いからです。

私が今まで育ててきたプログラマー・システムエンジニアの後輩の中にも、プログラミングスクールを利用した人が少なからずいますが、50万円〜100万円などという高い料金を支払った割には実務に耐えうるスキルは身に付かなかった。私と1ヶ月一緒に仕事する方がよっぽど成長できた。と言ってくれる後輩もいるくらいです。

第2段階である”転職後のキャリアアップ”の最良の方法は、実績のある優秀なメンターをつけることです。通常であれば、転職した会社の上司や先輩からプログラミングやその他の様々な仕事を教わります。当たり前ですよね。ですが、ここで先ほど挙げた問題が発生してきます。その上司や先輩が、必ずしもあなたへの教育が得意ではない、ということです。

いいですか?あなたは、私と同じように、「ソフトウェア作成者(平均年収528万円)」に転職し、その後、「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」へとキャリアアップする場合を想像しながら考えてみてください。

プログラマーへの転職は、就職保障型のプログラミングスクールを利用すれば、とりあえず目的達成できます。時間とお金を無駄にしないために、実績ある人にプログラミングスクールの選定をサポートしてもらうことは必須です。

できれば、プログラミングスクールの選定だけではなく、スクールでの学習中〜転職までもサポートしてもらうのがベストです。スクールの講師とは別に、学習のサポートや、転職先の相談までお願いできると、実績ある人の第3者としての意見が聞けて最強です。

転職後のキャリアアップも、基本的には転職時と同じ考え方です。会社の上司・先輩とは別枠として、実績ある人に教育サポートやキャリアアップの計画など相談できるメンターをつけることが重要です。

メンターのサポートがない場合、無茶振りされた仕事がこなせなくて自信を無くしたり、レベルの高い仕事を任されて精神的に追い詰められたり、最悪の場合、鬱状態になってしまい働くことができなくなる、という失敗ルートに乗ってしまう可能性があります。

メンターのサポートがあることで、これらの最悪のシナリオを回避するどころか、キャリアアップに必要な計画(マイルストンとゴール)が明確になり、あなたにとって最速でのキャリアアップを目指すことができます。

 

まとめると、転職までは就職保障型のプログラミングスクールを利用する。転職後はキャリアアップをサポートしてくれる実績あるメンターをつける。転職までの間もメンターのサポートがあれば最強。

これが出来れば、あなたは最短1ヶ月で「ソフトウェア作成者(平均年収528万円)」に転職することができ、早い人で3年〜5年、通常だと5年〜10年ほどで「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」にキャリアアップすることができます。

メンターを見つける、という条件が難しい場合は、もし良ければ1度私に相談してみても構いません。可能な限り、相談に乗らせていただきます。

まとめ

未経験から転職できる給料が高い年収ランキング上位の職業とは?ということで、今の日本の状況を踏まえた上で、現実的に考えてみると、①「ソフトウェア作成者(平均年収528万円)」に転職する、②転職後は「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」にキャリアアップする、が最良な成功ルートということを、あなたは知りました。

また、そのためには、実際に「システムコンサルタント・設計者(平均年収695万円)」としての実績のあるメンターをつけることが重要。ということも、すでにあなたは知っています。

ただし、成功ルートを頭で分かっていても、実際に行動に移せるか、というのは残念ながら別問題だったりします。行動がともなって始めて成功ルートに乗ることができるのですが、これが意外と難しい、、。そのあたりの行動に関する考え方や解決方法は、また別の機会に詳しくお伝えしたいと思います。

それでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました