こんにちは。いなおです。
僕は基本的にしんどいことや無駄に思えることが嫌いです。
だから、仕事でも上司にタスクをお願いされたりすると、まずこう考えます。
それほんまにやらなあかん仕事なん?(関西弁)
たまに思ったことが声に出ちゃうときも(笑)
いや、ただ仕事がしたくない一心で言ってるんじゃないですよ。
頭の中ではこんな風に思っているんです。
どんな目的のためにやるの?
他の方法じゃダメなの?
それやらないと誰が困るの?
今やらないとダメなの?
僕じゃないとダメなの?
最悪やらなくても大丈夫なんじゃないの?
とにかく、やらなくていい理由をめっちゃ探します(笑)
この考え方って実は仕事と相性がいいみたいで、僕の必殺スキルだったりします。
そして僕はこの必殺スキルで楽することばかりを考えていたら、いつの間にか出世していました。
なぜでしょうか?
僕も最初からこうだったわけじゃありません。
むしろ新人時代は真逆の考えでした。
新人時代
僕が新人のときは、今とは正反対で、言われたことを言われた通りに”作業”することが正解と思い込んでいました。
また、正解するとよく褒められもしたため、これが正しい仕事の仕方だと強く信じていました。
褒められるのが好きな僕は、間違えるのが大嫌いで、常に正解を目指してひたすら”作業”していました。
正解すると褒められるので、”作業”をやり遂げるため、とにかく必死で毎日毎日遅くまで残業していました。
スケジュールで決められたタスクは、やり遂げることは当然のことで、期限に間に合わないなら休日出勤してでも徹夜してでも、やり遂げることが当たり前だと思っていました。
ところがある日、そんな僕の中の常識は、ある人のたった一言で吹き飛ばされました。
僕の中の常識を変えた一言
京都のあるゲーム会社のプロジェクトメンバーとしてシステム開発していたときの話です。
僕はただの開発メンバーとしてプロジェクトに参加していました。
システム開発のことをよく知らない人は分かりにくいかもしれませんが、このプロジェクトはアジャイル型の開発というちょっと変わった開発方式をとっていて、今まで経験してきたウォーターフォール型の開発とは全く異なるアプローチで開発を進めていくといったものでした。
後で知ったんですが、他のプロジェクトメンバーには結構すごい人がゴロゴロいて、プログラマー向けの本を出版してる人、アメリカでセミナーを行ってる人、普段はシステム開発のコンサル的な活動を行っている人など、技術者としてはかなりレベルの高い人たちがいました。
まだまだ新人に毛が生えたようなレベルの僕とは、まるで比べ物にならないほどレベルの高い人たちでした。
そんな人たちと横並びで一緒に開発することになりました。
今まで経験してきたウォーターフォール型の開発では、リーダーがあらかじめメンバーのタスクを割り振っていて、メンバーはただただそのタスクをこなしていくので、メンバー同士ではあまりコミュニケーションを取らない感じでした。
しかしアジャイル型開発だとリーダーとか無くってプロジェクトメンバー全員であーだこーだ意見を言いながら、スケジュールも全員で考えて、誰がどのタスクをやるかもその時の状況に応じて臨機応変に切り替えながら開発していく感じでした。
とにかく毎日コミュニケーション取りまくりの開発でした。すごく楽しかった(笑)
そんなある日、いつものように朝会で状況報告を行っていたときです。
僕がこんな報告をしました。
「このタスクは思ったより内容が複雑で予定通り終わりそうにないです」
「毎日残業しても終わるかどうか・・・休日出勤しないとダメかもです」
すると、ありえない展開に・・・
「じゃあそれやめよっか」
「うんうん、そんなんやらんでええな」
「じゃあ、変わりにこっちやろーぜー」
えっ?!やめるってなんなん??そんなんアリなん???
このときはひっくり返りましたね(笑)今までタスクはやり遂げて当然と信じていた僕の常識からすると、ありえない選択でした。そんな選択肢は我輩の辞書には書いてなかったゾ(笑)
そして、やらなくなったタスクについては、後日、お客に対して、思ったより工数がかかって費用対効果が低すぎるので、別の方法で対応する、といった具合に代替案を提案し、お客もそっちの方がいいと喜んでいました。
それはまったく僕の知らない世界でした。
仕事って必要に応じて変えていいんだ・・・。むしろ、そっちの方がみんなハッピーになる事があるんだ・・・。
最初にやると決まったことはまず覆ることがないウォーターフォール型の開発では考えられない世界でした。
この衝撃的な体験をキッカケに、目的さえ達成すれば、手段は数ある中から自分の好きな方法を選べばよい事に気づきます。
みんながハッピーになる方法を探せば誰も文句言わないでしょ。
どうせ目的達成するんだから、一番簡単な方法を探して楽しよう(笑)
楽することばかりを考えていたらいつの間にか出世していた
こうして楽する方法ばかりを考えるようになってからは、お客は喜ぶし自分は楽だし、楽だからそれだけたくさんの成果も出せるし、の繰り返しでした。
そして気がつけば周りの同期や先輩をごぼう抜きで出世していました。
「あいつ全然仕事してないのに出世しやがって!」
なんて思われているかもしれません。
僕はいかに仕事せずに乗り切るか、を常に考えているので、そう思われても仕方ない部分があるかもしれません。
特にプロジェクトリーダー的な立場だと、基本的に僕は何もしませんからね(笑)手が止まって困ってる人の相談に乗ってあげるくらいで、作業は全部メンバーに任せます。自分は楽したいから(笑)
楽するコツとしては、まずその仕事の目的をハッキリさせておくことです。
すると、解決までの最短ルートが見えてきます。
これ出来てない人めっちゃ多いです。
渡されたタスクを言われた通りにこなすことが正しい仕事の仕方だと思っちゃってる人。
これの何がダメって、とにかく楽できないです・・・
何か資料をつくるにしても、あまり重要でないどうでもいい詳細情報の調査にいつまでも時間をかけちゃったり、とりあえず50%くらいの出来でよかったのに100%になるまで時間をかけて作り込んじゃったり。
しんどいの嫌ですよね?もっと楽に生きたいですよね?
目的がハッキリ見えてないと手の抜きどころが分からず、すべて全力でやらざるを得ない。
これはとてもとてもツライ。
もっと楽しましょうよ(笑)
おわりに
はい、いかがでしょうか?
明日から楽できそうですか?うんうん
是非、全力で楽してください(笑)
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